活動


 所内外から金属・無機材料分析の依頼を受け付け、分析を実施しデータを提供しています。現在まで続く分析依頼の「受付番号」(≒依頼試料数)は1945(昭和20)年から付し始めたもので、202010月現在11に達しています。

 

 東北大学の教職員や学生は所属する部局を問わず、依頼が可能です。金属材料研究所(金研)以外からの依頼も、お待ちしています。工学研究科・工学部、理学研究科・理学部、環境科学研究科、多元物質科学研究所、未来科学技術共同研究センター、材料科学高等研究所、学際科学フロンティア研究所(順不同)などから依頼の実績があります。年間2千~3千成分前後の分析依頼のうち、金研以外からの依頼もおよそ2~3割を占めています。

 

 20191月、東北大学の教職員と研究上の協力関係にある他大学・研究機関等の研究者・技術者の利用も可能になりました。例えば東北大学から他大学等へ移籍後、(学外料金適用への変更はありますが)引き続き利用することも可能です。

 

 分析を実施してデータを提供しますが、学術研究目的の利用に限定しています。詳細は公開中の内規を参照ください。技術支援の実施件数等について、各種報告書(『東北大学金属材料研究所の活動(自己点検評価報告書)』など)で公開することになっています。金研以外の学内からであれば部局名、学外からの依頼であれば組織名(例. ○○大学 1件)を使用することになりますので、了解の上で依頼をお願いします。

 

 民間の受託分析会社のような試験所認定 (ISO/IEC 17025) は受けていません。了解した上での依頼をお願いしています。

 

 一般社団法人 日本鉄鋼連盟が頒布する鉄鋼認証標準物質 (JSS) の認証値決定のための共同実験に参画しています。沿革も参照ください。

 

 

 試料となる材料に対し、より信頼性の高いデータを得るための分析技術の開発にも努めています。